メタボ予防は肝臓ダイエット!3%の体重改善だけで解消できる!?
2018年8月29日放送の『ためしてガッテン!』で、
メタボリックシンドロームを改善させる新常識が発表されました!
メタボ体型ではない方でも、
数値に不安のある方も必見の内容となっています。
これを機に「健康常識」をアップデートしておきましょう!
メタボリックシンドロームの基準
まず初めにメタボの基準ですが、
+
下記いずれか2つ
に当てはまると、
メタボ
となります。
少しのダイエットでメタボ解消?
番組では、メタボだと診断された方が集まり、
3週間ダイエットをしてもらっていました。
ダイエット方法は
1日に食べる量をいつもより50g減らすだけ。
すると、ダイエット参加者は次のような結果になりました。
体重が減ったのはもちろんですが、
たった50g減らしただけでメタボではなくなりました。
見た目はそこまで変わっていませんでした。
ということは、腹囲が85cm以上あることは変わらずに
高血圧、高血糖、脂質異常から改善されたということです!
実際、腹囲が85cm以下の人でも「隠れメタボ」と呼ばれているらしく、
危険な症状に気を付けたほうが良いらしいです。。。
。
。
。
メタボ腹囲関係無いやん。
何故メタボが解消されたか
解消された謎は「肝臓」にあります。
メタボの人は漏れなく「脂肪肝」でした。
たっぷたぷのフォアグラですね(笑)
その「脂肪肝」の時に多く分泌される
肝臓ホルモン「ヘパトカイン」において新たな発見があったんです。
金沢大学 医薬保健研究域医学系の金子 周一教授、篁 俊成教授、御簾 博文准教授らの研究により、
肝臓ホルモンの「ヘパトカイン」が、
運動を無効にする「運動抵抗性」の病態を起こしていることを発見しました。
http://www.jst.go.jp/pr/announce/20170228-2/
簡単に言うと、
ヘパトカインは筋肉を動かす邪魔をしている
ということです。
メタボの人はちゃんとした理由があって筋肉が動かなかったんですね。
筋肉を動かす為には血液で運ばれてくる糖等の成分が必要です。
ヘパトカインによって血液中の糖が筋肉に行かず、
留まることによって「高血糖」になるという仕組みです。
そして筋肉が動かないということは、
筋肉量が低下し、新陳代謝や体温の低下の原因になります。
体温が低下すると血管が細くなり、「高血圧」の原因にもなります。
つまり、、、
(風が吹けば桶屋が儲かる理論)
肝臓の中性脂肪を落とすと、ヘパトカインが減る
減ると筋肉が糖を吸収し、良く働くようになる
筋肉が働くと、体温が上がる
体温が上がると高血圧が解消する。
と、良い事尽くしだということです!
その結果メタボが解消される
ということでした。
ダイエット新常識「まずは3%」
3%というのは、体重に対して3%落とすということです。
100kgの人はたった3kg
70kgの人はたった2.1kg
体重を落とせば、ほとんどの方は
メタボでは無くなるんです。
3%減らすだけで
血圧・脂質・血糖・尿酸値・その他etc…
を3%~5%改善したという数字が示されていました。
まずは3%!
3%を達成すると、肝臓の脂肪が少なくなり、
筋肉がより効率良く働くようになります。
そして筋肉が脂肪を燃焼させます。
健康的なダイエットの完成です。
最初はなかなか目に見えて効果が出ない
この3%ダイエット法は最初はなかなか目に見えて効果が出ません。
番組ディレクターのダイエット開始5日後の体重は-300g。
ジュースを飲めば何も変わりません(笑)
しかし、肝臓の脂肪を計ることができる特殊な機械で見てみると、
明らかに脂肪が落ちていました。
これには研究者の方も驚いていましたね。
正常な数値に戻ってからは体重がちゃんと落ちていたんです。
このダイエットの真価は「肝臓を正常な状態に戻す」ことだと思いました。
最初は辛いかもしれませんが、
一日50g減を続けていけば自然と痩せられますので、頑張ってみましょう!
新常識ダイエット法まとめ
体重を3%減らすために
一日50g食事を減らす(300kcal抑えることと同等)
を続けることが大事。
すると、健康的になり
その後も続けると
見た目も変わる!
メタボダイエット総評
身長や体格、骨格も人それぞれですから、
その人に合う数字もそれぞれだと思います。
数字に捕われすぎないことが大切で
「標準体重」という数字も、
統計的に見て死亡率が一番低い体重というだけで
その人が目指すべき体重では無いんですよね。
日常生活や運動していて不憫に思わず、
自分が健康だと感じる体重が一番良いのです。
そういう意味でこの「3%ダイエット法」は
自分のベスト体重を探る上でとても良い方法だと思います。
ここだ!という体重を見つけてみましょう!